ガーデニング雑貨 MAYUMI 多肉植物専科 は、現在準備中です。
2023/01/16 21:48
多肉植物とは、雨が少なく大地が乾燥している地域を主な原産地とする、肉厚な葉や茎が印象的な植物です。乾燥した環境で生きるために、葉・茎・根などに水分をためるように進化したため、ぷっくりとした独特なフォルムが可愛いと、最近ではインテリアグリーンとしても人気です。
今回は、そんな多肉植物の育て方を詳しくご紹介します。植え方をはじめ、種類や季節によって異なる管理のコツについて、ぜひ参考にしてみてください。
多肉植物の育て方のポイントは?
多肉植物の育て方は、日当たりと風通しの良い場所で、水やりを控えめにすることが大切です。一般的な観葉植物よりも乾燥気味に育てましょう。
また、多肉植物は原産地の違いにより、活発に成長する季節=生育期が異なり、3つの生育型にわけられます。この生育型に応じて季節の育て方を変えると、多肉植物を枯らさずに長く育てられますよ。
【春秋型】多肉植物の育て方 栽培適温:気温10〜25℃ (夏・冬は休眠)
春秋型の多肉植物は、生育期中の春から秋は土が乾いてから数日後に水やりをして、真夏や冬の間は断水するか月1〜2回ほどに控えましょう。
置き場所は春と秋は屋外の日なた、真夏は明るい日陰、冬は室内の日当たりのいい窓際に置いてください。急な環境の変化を嫌うので、移動するときは数日かけて慣らしていきましょう。※特に室内から室外への移動は慣らしが重要です!
【夏型】多肉植物の育て方 栽培適温:20~35℃ (秋〜春は休眠)
夏型の多肉植物は、春ごろから秋まで水やりは土が乾いてから数日後に与えます。冬から春の間は月1〜2回ほどに控えましょう。
置き場所は、十分に暖かくなった初夏ごろから日当たりの良い屋外へ出し、8月ごろの酷暑時期だけ明るい日陰ほどの場所に移動します。秋の終わりから早めに室内の日当たりの良い窓際に移動させましょう。
【冬型】多肉植物の育て方 栽培適温:気温5~20℃ (夏は休眠)
冬型の多肉植物は、冬の間は土が乾いたら水やりをし、春から頻度を落として、秋まで断水するか月1〜2回ほどに控えましょう。
春から秋までは風通しの良い明るい日陰に置き、日中も涼しい場所に置くことが大切です。気温が10℃以下になったら、日当たりの良い室内か、5℃を下回らなければ軒下で冬越しできます。
正しい多肉植物の植え方
多肉植物を元気に育て続けるためには、買ったときに植わっていた簡易ポットではなく、通気性の良い鉢に植える必要があります。さらにその後も定期的な植え替えをすると、根詰まり根腐れが予防できて、元気に育ちますよ。
多肉植物を植える時期
多肉植物の植え替えは、生育期の直前に作業するのがおすすめですが、春か秋であれば問題ありません。
春秋型なら4〜5月、夏型なら5月、冬型なら10月頃が目安です。
なお、3〜5号サイズ(直径9〜15㎝)の多肉植物なら、1〜2年に1回の頻度で鉢替えをします。それ以上の大きい株は、底穴から根が見えるものを植え替えれば大丈夫です。
多肉植物を植え替えに必要なもの
・一回り大きい通気性の良い鉢
・市販の多肉植物用の培養土
・鉢底ネット・鉢底石
・移植ゴテやスコップ
・清潔なハサミ
・菜ばしなどの細長い棒
多肉植物を植えるときは、多肉植物専用の培養土を用意してください。通気性や水はけがよくないと根腐れで枯れてしまう可能性がありますので、一般的な観葉植物用や草花用の培養土を転用したいときは、日向土や軽石などを加えて使いましょう。
多肉植物の植え方
1.水やりを数日ひかえて土を乾燥させておく。
2.鉢から株を抜いて、やさしく根鉢を崩す。
3.古い土を落とし、軽く引っ張ったら取れてしまう傷んだ根はハサミで切ってしまい、健康な白い根を残す。
4.ひと回り大きい鉢に鉢底ネット、鉢底石を敷きつめる。
5.多肉植物用の新しい土を入れて、株が安定するように根を広げて植え付けます。
6.鉢のふちの下2cmほどまで土をいれて植え替え完了。
植え替え後は半日陰で管理し、1週間程経ってから水やりを開始します。1か月半くらい経つと、株が一回り大きく成長するので、明るく風通しの良い場所に置いて、これまで通りの方法で管理しましょう。